家でできる椎茸栽培が楽しすぎるのでご紹介したいと思います。もりのしいたけ農園

1300円のブロックで軽く100個以上収穫できるのでスーパーで椎茸を買うよりお得ですね。

実際に何度か育ててみて感じたコツも書いていきます。 ご参考になれば幸いです。





購入から到着まで

「森のきのこ倶楽部」から出ているしいたけ栽培キット「もりのしいたけ農園」は一年中販売されていますが、6月〜9月はぜひとも避けて、涼しい時期に育てることを強くおすすめします。

しいたけ栽培の7割くらいは気温で決まる。と感じます。

公式の推奨温度帯は18度〜25度です。

せっかくなら大きくて美味しいしいたけをたくさん収穫したいですよね。
もりのしいたけ農園栽培ケースつき

初めて育てる時は「栽培容器付き」の購入が便利です。

菌床ブロックにこの外側のプラスチックケースと説明書がついてきます。
もりのしいたけ農園栽培ケース入り
お値段は2,180円送料込。

容器はなくても育てられるのですが、その場合大きなビニール袋に入れることになり外見も移動の利便性も大きく落ちます。

栽培容器だけ別売りもありますが菌床ブロックとセットになっているものが割安です。

容器のサイズは幅33×高さ33cmです。
もりのしいたけ農園栽培ケースつき
出典:rakuten.co.jp

容器は繰り返し使えるので2度目以降は菌床ブロックのみ購入すればOKです。
お値段は1,300円送料込です。

菌床ブロックはビニールに包まれた状態で届きますが、届いたらすぐに開封して栽培を開始します。

不在で再配達なんてことにならないように、到着予定日は確実に在宅しておきましょう。

到着して栽培開始(すぐ収穫)

届いたら菌床を開封して水洗いします。
こすらないように、優しく洗います。
もりのしいたけ農園説明書
出典:rakuten.co.jp

栽培容器に入れ、直射日光が当たらない所に置きましょう。

日中と夜の寒暖差が大きいほうが育つので、日中は家の中、夜は窓際やベランダなど気温が低くなる場所に移動させるといいです。

しいたけはすぐ生えてどんどん大きくなります。

生えはじめはちょっとグロテスクです。
IMG_20220109_102353
苦手な方は、2日も経てば傘が開いてしいたけっぽくなりますのでちょっと待ってください。

まだあまり大きくないうちに密集地帯の間引きをすることをおすすめします。

これは間引かなかった時。
密集しすぎです。
しいたけ栽培間引き不足
この時は数はたくさん採れたのですが、ひとつひとつが小さく、形も歪んでしまいました。

密集地帯。
IMG_20220110_131201_0
間引きで生育スペースを確保してあげると大きく育ちます。

だいたい10〜20個くらい間引いています。

間引きも収穫も必ずハサミで根元から行いましょう。

手で摘んでしまうと菌床に穴が空いて傷み、2回目以降の生育が悪くなります。

間引いたしいたけは食べられます。

摘みたてをバターしょうゆホイル焼きにするのが毎度楽しみです笑
IMG_20220110_140733_1

間引き後はスペースも増えてどんどん大きくなります。

気温が高めだと成長が早いですが肉薄、気温が低いと成長はゆっくりですが肉厚のしいたけに育ちます。

栽培開始から4、5日以降から毎日数十個を数回に分けて収穫します。

収穫の目安は、傘の内側にある中央から外側へのびる放射状のヒダがしっかり見えること。
しいたけの内側のヒダ
このヒダは最初はモヤっとくっついてフェルトみたいになっています。
細い線がまっすぐはっきり見えるようになったら収穫します。

小さいしいたけでもヒダがくっきり割れた子はもうそれ以上育ちません。収穫しましょう。

ヒダがあるかどうかの確認に小さな鏡があると便利です。
直接下から見るのは難しいので。

まだ大きくなるかもと収穫を先延ばしにしているとすぐ傘の巻き込みが完全に開いてしまいます。
巻き込みがあるうちに収穫しましょう。



休眠〜繰り返し収穫

すべての収穫を終えたら、1日1〜2度霧吹きで水を吹きかけながら2週間休ませます。

通常、休養中は変化がないのですが、しいたけが生えてくることがあるようです。

その場合は気にせず収穫し、予定通りの休養期間開けに浸水に進んでいいそうです。

その後、菌床全体を横から千枚通し等でグサグサと数カ所刺します。
これで吸水がよくなります。

バケツに沈め、24時間以上給水させます。

浮いてくるので上から重しで押さえつけます。

画像はビニール袋に水を詰めてボウルに入れたものを乗せています。
しいたけ栽培浸水作業

しっかり24時間給水させると菌床はずっしり重くなります。

栽培容器に戻して、また一日二度霧吹きで水をかけましょう。

はじめは反応がなくて不安になるのですが、2〜4日くらいでぽこぽこと生えてきます。

2度めは数が少ないので間引く必要もないです。

これは浸水明け1週間程度です。
しいたけ栽培二度目
1度目と同じようにヒダが開いたら収穫し、また2週間休眠、24時間吸水で3度目の栽培ができます。

3度目にもなるとかなり数が少なくなってきます。

菌床にカビなどなく状態がいいと更に繰り返して4度目の収穫も可能です。

が、3度目で収穫できなかったり、できても1、2個だったらそこで終わったほうがいいでしょう。

国産椎茸は国産じゃないかも?

ある時こんな記事を目にしました。



記事によるとしいたけの作付地(種菌を植え付けた場所=菌床製造地)が中国であっても収穫を日本ですれば国産と表示できる、中国製造の菌床は殺虫剤使用など違反の確率が高いということでした。

中国からのしいたけ菌床の輸入量は12年から17年までの5年間で倍増しているとのこと。

え、うちのしいたけ君は国産かな?


「もりのしいたけ農園」販売ページを見ると「主原料/国産広葉樹オガ」と書かれています。

大丈夫だろうと思いつつも、念のためショップに問い合わせました。

回答の引用がこちらです。
お問い合わせの内容につきましては国内製造でお間違えございません。
当社の菌床や種などは全て国外への持ち出しも禁じられておりますので
ご安心下さい。
よかった。
お返事もすぐいただけたので安心感がありました。

でもスーパーで売ってる国産椎茸は中国産の菌床を使用している可能性がある…

最近は「菌床製造地」の記載をすることが望ましいとされているそうで、これがはっきり国内の地名であれば安心なので、スーパーでしいたけを買うときは記載を探すようになりました。
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自宅で育てたものなら安心ですね。


まとめ

しいたけ栽培キッドは家族中で楽しめるし、美味しいし、同量のしいたけをスーパーで買うよりも安いくらいの費用で済むのでとってもおすすめです。

栽培中は半日でもわー大きくなった!と分かるほど成長が早いので日に何度も様子を見てしまいます。
お子様の食育にもいいですね。

注意点は、
白っぽくカビのように見えるのはしいたけの胞子ですが、青カビが生えることがあります。
その場合ナイフなどで丁寧に削り取りましょう。

休眠中も乾燥させてはいけません。

常に菌床が湿った状態を保って下さい。

もし霧吹きで水をかけてもすぐ乾いてしまう場合は菌床を逆さにして置くといいです。
上部が特に乾きやすいので。
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収穫→休眠→収穫…とやっていると2ヶ月くらいかかります。

春の栽培は、季節がかわって夏になってしまうと2度目3度目の収穫が難しくなります。

たくさん収穫するには「2ヶ月後でも涼しい」季節に栽培を始めるのがおすすめです。

冬場の栽培は昼間の室内が18〜25度くらいなら育ちます。

寒いと成長はゆっくりです。

デメリットは頑張らないと食べ切れないことです笑

こちらのレシピ簡単でしいたけの大量消費ができて凄く美味しいですよ!
(記載の3倍量くらい作っています)
バズレシピ.comさんより


冷凍保存も可能だそうです。

冷食のニチレイさんのサイトにしいたけの冷凍方法が載っています。


しいたけ栽培デビューをお考えならぜひ、試してみてはいかがでしょう?

軽く100個、調子がいいと2回目3回目合わせて200個近く採れますよ!

しいたけ以外のきのこの栽培キットも各種ありますので、しいたけに味をしめたら他のきのこにチャレンジしてみるのもいいですよね。
キャプチャ
出典:rakuten.co.jp

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